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このコーナーでは、ポポタムさんの絵本日記を一家の出来事とともに、ご紹介しています。
毎週たくさんの絵本が登場しますので、欠かさずチェックしてくださいね!
それでは、さっそく今週の日記をのぞいてみましょう。 |
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Illustration by Daniel Hashima |
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おやすみ絵本にひさびさに『おだんごぱん』(福音館書店)を持ってきた。プースケが3才くらいのときに大好きだった絵本。ページをひらく前に「あーあ、一度でいいからおだんごぱん食べてみたいなあ」とプースケ。そういえば「おだんごぱん」ってどんな味がするんだろう。おだんごみたいなのかな、パンに似てるのかな?「今度つくってみようよ」と私。「もし逃げ出したらどうする?」とプースケ。「プースケがつかまえてくれる?」「うん、でも追いつけるかな」「プースケより速いかな」「そしたらグーちゃん(雄猫)につかまえてもらおう」……絵本をひらく前にぐんぐん話が広がった。

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『おだんごぱん』
ロシア民話 瀬田貞二=訳 脇田和=絵
福音館書店 |
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『絵のない絵本』
アンデルセン=作 矢崎源九郎=訳
新潮文庫 |
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帰りの電車の中から、きれいな月が見えた。まんまるですこし雲にけぶっていて、幻想的。こういう月の出てくる絵本はなかったかな。『パパ、お月さまとって!』(偕成社)は輪郭がもっとくっきりしている。『あたごの浦』(福音館書店)の浜辺の月がこんなだったかな。一番しっくりくるのはアンデルセンの『絵のない絵本』だ。ぼくが読んだのは新潮文庫で、ほんとに絵がなかった。つまり月の絵は見ていない。でも月のイメージが頭に浮かぶ。具体的な絵でないだけ、この月はいろんな姿に変わることができる。ずるいな。でもそこがアンデルセンのすごいところ。

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『パパ、お月さまとって!』
エリック・カール=作 もりひさし=訳
偕成社 |
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『あたごの浦―讃岐のおはなし』
脇和子=再話 脇明子=再話 大道あや=画
福音館書店 |
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『ぼんさいじいさま』
木葉井悦子=作
ビリケン出版
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月曜の朝から雨はいやだけれど、公園の柳がうっすら黄緑になってきているのを見るのは楽しい。夏の力強い緑にくらべると弱々しいが、生きてるんだってことは十分実感する。もうすこしすると桜のうすいピンクもまじって、春はうすくてやわらかい色の水彩だ。『ぼんさいじいさま』(ビリケン出版)は、そんな景色の中で一つの生を終え、次の世界に移っていく。極楽絵巻のような絵本。

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『夜猫ホテル』
舟崎克彦=文 落田洋子=絵
パロル舎 |
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夕方になるとピイコとプースケの「おなかすいたー」に加えて、猫のグーちゃんの「ニャオンニャオン(カリカリちょうだい!)」攻撃がはじまる。おとなしく待っているのはおハナちゃんだけ。こんなよい子にだけ煮干しをあげようという気にもなるというもの。いい姿勢で器の前にちょこんと座り、ニャアとも鳴かず、ウルウルした瞳でじーっとこちらを見つめているおハナちゃん。それが彼女の「作戦」だとしても、『夜猫ホテル』(パロル舎)の表紙の美猫みたいでうっとりする。

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『けとばしやまのいばりんぼ』
大道あや=作
小峰書店
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今夜プースケが選んだのは『けとばしやまのいばりんぼ』(小峰書店)。春の小山の中で、おじさんとおばさんに飼われる動物たちが我をはりあう。ほんとにささいなことで、自分はあいつより強い、あいつには負けたと言っているのがほほえましい。そういえばプースケもそういうところあるな。背景に描き込まれた草花が美しい。細かいところも見入っていたいのだけれど「とーちゃん、つぎは?」とプースケが注意するので読み続けなければいけないのが残念。

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「無人島に持っていくならこの1冊」の 枕元本4人分。 |
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さて今日でこの絵本日記は終わりです。ピイコが生まれて絵本と出会い、ごはんを食べるのと同じように絵本を読み集め、そして絵本の店をひらくことになりました。ポポタムおすすめの絵本を中心に、児童よみものや大人の本も並べます。子どものいる暮らしは楽しいばかりじゃないけれど、そこに絵本があることで、笑えたり、肩の力が抜けたり、子どものことを見直したりできました。紹介しきれなかった絵本がまだまだありますが、続きはポポタムのお店にて。それではまた。どうもありがとうございました。

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『無人島に持っていくならこの1冊』 |
| プースケ |
『ねむいねむいネズミ』
佐々木マキ=作 PHP研究所 |
| 大林 |
『園芸家12ヶ月』
カレル・チャペック 中公文庫 |
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今週でこのコーナーは終了します。
ご愛読いただきありがとうございました。
なお、ポポタムさんは、4/13(水)東京・西池袋に「ブックギャラリーポポタム」をオープンします!
お店でポポタムさんにお会いできますので、ぜひお立ち寄りください。
 
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※ポポタムさんへ励ましのおたよりやメッセージをお待ちしています!
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